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拙訳『コーベット海洋戦略の諸原則』が刊行されました。

 

 

この度、原書房から拙訳『コーベット海洋戦略の諸原則』が刊行されました。Julian S. Corbett, Some Principles of Maritime Strategy (London, 1911)の完全新訳ですが、詳細な註と編者序文、附録「グリーンパンフレット」をつけて1988年に出版された米海軍研究所版を底本としています。

 

本書は、チューダー期から日露戦争までの海軍史研究に基づいて、制海とシーレーン、経済封鎖、統合作戦、限定戦争など現代にも通用する概念を理論化した海洋戦略論の古典です。コーベットの海洋戦略は現代の各国海軍に大きな影響を及ぼしており、本書には歴史的価値だけでなく現代的有用性もあります。

 

邦訳としては2006年に芙蓉書房『戦略論大系』シリーズの第八巻として刊行されたものがありますが、『史学雑誌』の新刊紹介でも触れたとおり、訳に少なからぬ問題がありました。コーベットの海洋戦略論がきちんと日本に紹介されていないことが常々気掛かりだったので(最近では日本でもコーベットの海洋戦略論を評価する論文が増えているようですが)、今回原書房から新訳を刊行する機会に恵まれたことで胸のつかえが取れた気がします。

 

なお、一部編註の誤りは編者と相談の上で修正しているほか、イギリス海軍史にあまり馴染みのない日本の読者向けに、訳註の追加や索引のアップデート、原書に含まれない地図の追加なども行っております。

 

既に各書店に並んでいるはずですし、Amazonからも購入できますので、興味がある方は手に取っていただければ幸いです。


目次:

資料に関する註釈と謝辞  009
編者序文  011

序論 戦争の理論的研究――その利用と限界  056

第一部 戦争の理論  067
 第一章 戦争の理論  068
 第二章 戦争の性質――攻勢と防勢  087
 第三章 戦争の性質――限定と無制限  100
 第四章 限定戦争と海洋帝国
 ――限定された領域的目標に関するクラウゼヴィッツとジョミニの理論の発展と、現代の帝国的状況への適用  114
 第五章 介入戦争――無制限戦争への限定的な干渉  125
 第六章 限定戦争における強さの条件  139

第二部 海の戦いの理論  159
 第一章 目標の理論――制海  160
 第二章 手段の理論――艦隊の構成  182
 第三章 方法の理論――戦力の集中と分散  211

第三部 海の戦いの遂行  245
 第一章 序言  246
  (1) 陸上と海上における戦争の条件に固有の差異  246
  (2) 海軍作戦の典型的な形態  255
 第二章 制海を確保する方法  262
  (1) 決戦を得ること  262
  (2) 封鎖  283
 第三章 制海を争う方法  316
  (1) 防勢の艦隊作戦――「現存艦隊」  316
  (2) 小規模な反撃  339
 第四章 制海を行使する方法  347
  (1) 侵略に対する防衛  347
  (2) 通商の攻撃と防衛  383
  (3) 軍事遠征の攻撃、防衛、そして支援  409

附録「グリーン・パンフレット」  441
 編者の註釈  442
 海軍史講義で用いられる戦略用語および定義  444
 戦略に関する覚書  477

附図  514
訳者あとがき  524
索引  541


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