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  • 2017.10.22 Sunday
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NATO掃海グループ訪問。

Nato visit 1 Nato visit 2 Nato visit 3

NATO艦隊のロンドン訪問にあわせて、戦争研究学科有志による見学会が開催されました。北大西洋条約機構即応部隊常設第二掃海グループ(SNMCMG2: Standing NRF Mine Counter Measures Group 2)の四隻で、伊フリゲート艦グラナティエーレ(ITS Granatiere)を旗艦とする、機雷掃討艦のリミニ(ITS Rimini、イタリア)、セグラ(ESPS Segura、スペイン)、アマスラ(TCG Amasra、トルコ)という陣容。これに本来はドイツ艦も加わります。司令官であるラパリーノ大佐自身も海軍史家で、戦争研究学科のセミナーで昨年発表していただきました。

旗艦のグラナティエーレは、もともとイラク海軍がイタリアの造船所に発注して建造されたものですが、引渡前にイラン・イラク戦争が再燃(1986)してしまい、以後引き取り手がいなかったのをイタリア海軍が安く買い叩いたとのこと。日露戦争直前に日本が購入した、イタリアのジェノヴァで建造されていたアルゼンチン海軍向けの巡洋艦(日本名「日進」「春日」)もそうでしたが、当初機器の説明がアラビア語で書かれていたためだいぶ苦労したんだそうです(「日進」「春日」の場合はスペイン語)。もう一隻訪れたのは同じくイタリアの機雷掃討艦リミニ。ソナーで機雷を探し、リモコン式の無人機やダイバーにより爆破します。ロンドンを訪問する直前には、第一・第二グループ共にフランスのソンム湾での機雷掃討作戦(第二次大戦時のもの)に従事していた模様。

左端は、カナリー・ウォーフ駅近くのWest India Milwall Docksに停泊するSNMCMG2
真ん中は、リモコン式の無人機Pluto Gigas
右端は、リミニ(左)とセグラ(右)

『亡国のイージス』

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福井晴敏

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Mini-Vivaも終わったということで、戦争学研究科Asian Security & Warfare Research Group主催の『亡国のイージス』鑑賞会に参加してみました。時間の制約のせいか登場人物の掘り下げが足りない気がしましたし、物語の展開もご都合主義的だったり不自然だったりするため、鑑賞中に周囲から失笑が漏れていたように思います。最後の演出など、ハリウッド映画『ザ・ロック』のパクリか?という指摘もありました。原作をまだ読んでいないので、そちらでどう描かれていたのか気になる所ですが。ただ、日本の安全保障のジレンマが強調して描かれており、戦後の日本の安全保障に関心を持つ欧米の学生にとっては、取っ掛かりとして有益なのかも知れません。

リストラ@KCL。

国際的な経済危機にあって、大学・教育予算が削られるというのはどこも一緒のようです。キングス・カレッジ・ロンドンも、古文書学や哲学など人文系研究者をリストラするという改革案が大々的に報じられ、研究者やメディアの批判を受けている模様。社会科学・公共政策学部に属し比較的資金調達に成功している(ように見える)戦争学科でさえ、今以上にアメリカから交換留学生を集めるために「政治学科」などに変更しろと要求されたという噂を聞きます。

同じカレッジの話と言うことで関心を持って情報を追っていますが、批判の矛先の違いが気になりました。昨年末、日本では教育・研究関連予算の縮減を提言した事業仕分けが問題になりましたが、この際批判されたのは基本的には政府。イギリスでも、10%近くの大学助成金削減を号礼したのは労働党政府ですが(小さな政府路線の保守党は、助成金削減をむしろ歓迎。スコットランド議会は教育予算を増額するというニュースも)、批判に晒されているのは国ではなく大学。この背景には、各ユニヴァーシティ/カレッジがイニシアチヴを取って独自に改革を進めていることがあると思いますが、日本でも今後そうなっていくんでしょうか。

キングスのリストラに関しても、どうも予算配分の変更という意味合いもあるみたいで。イギリス現代史の研究センターがキングスに移ってくるなんてが本当だとすれば、個人的には複雑な感情を持たざるを得ません。

ジェーンズ社(Jane’s Information Group)がリサーチャーを捜しています。

各国海軍の情報を網羅したジェーン海軍年鑑(Jane’s Fighting Ships)など防衛・安全保障分野の各種雑誌の発行や、コンサルティングで国際的に著名なジェーンズ社が、日本に関する資料調査に従事する学生・院生を探しています。条件は、防衛・安全保障といった分野への関心を持ち、日本の各種雑誌等を豊富に蔵する図書館(必要に応じて国会図書館等も)を利用でき、ジェーンズ社からの質問事項に対し英語で回答をまとめられることです(場合によっては、英語での質問を理解していただける限り日本語で回答していただき、それをジェーンズ社で翻訳することも考慮する、とか)。日本在住である必要はありますが、国籍は問いません。報酬はジェーンズ社の各プロジェクトの予算から支払われるため、応相談とのこと。興味のある方は、ぜひhiraku.yabuki[at]kcl.ac.ukまでご連絡下さい([at]を@に直して下さい)。

留学生向け奨学金の続報。

 文科省の長期留学支援についてですが、日本学生支援機構に業務を移管して「留学生交流支援(長期留学)」という名前での再開となるようです。5月始めに告知が出ていますので、必要な方は早速にでも日本学生支援機構のウェブサイトを訪問することをお勧めします。ほとんど以前の奨学金と申請条件や様式は一緒ですが、授業料の上限が100万円(予算次第で増額あり)に引き下げられたようです。以前は所得条件がつく代わりに基本的に全額出ていたと思うのですが。英米への留学生にとってはちょっと痛い変更ですね。

追記
一説によると、受給人数を大幅に増加するという変更でもあるようです。
続きを読む >>

イギリスでの学位論文指導。

イギリスの大学での学位論文指導について、キングス・カレッジ・ロンドンで博士号(古典学)を取得された高橋亮介さん(駒場の先輩らしい)の講演録があったので紹介しておきます。名古屋大学の「人文学フィールドワーカー養成プログラム」という事業の一環だそうですが、メタプティヒアカという年報も発行しており、これはオンラインで閲覧することもできます。留学するまでの話、KCLの紹介、学位論文指導、日本の大学院のこれからなどについて、留学を考えている人にも有益な話が満載です。

高橋亮介「ロンドン大学キングス・カレッジ古典学科での学位論文指導」(PDF)

奨学金の募集停止、だとか。

現在受給している奨学金の新規募集(文部科学省 長期海外留学支援)が、以前から支給内容を再検討するとは言っていたものの、結局平成21年度にはそもそも行われない事になった模様。支援内容と枠が大きかっただけに、単年度でも無くなってしまうと多方面でダメージが大きそう。クレジット・クランチなのか、それとも効果が上がっていないということなのか。でもまだ始まって4年しかたっていないわけで、成果の見直しをするにしても研究者のキャリア・プラニングへの影響も考えて欲しいところです。

ただ、そもそもこの奨学金が始まったときのことを思い出すと、突然(締め切りまで数週間とか)別の形での募集再開もあると思うので、留学を考えている人は使い回しのできる書類の準備はしておいた方がいいかも。「人文学及び社会科学の振興について(pdf)」という文科省の委員会報告も公開されていることだし、人文系院生の実態により相応しい奨学金としてすぐにも復活するといいのですが…

ぽつぽつと。

日々の研究やら、本・論文の紹介やらを書いていこうと思います。

宜しくおつきあいくださいませ。

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